ホロコーストとイスラエルを考える シンポジウム
ユダヤ教司祭、ラビであり、また歴史学の教授でもあるヤコヴ・ラブキン教授の著書、『トーラーの名において』刊行記念として行なわれる今回のシンポジウ ム。シオニズム批判を行なうユダヤ人達の話を通して、イスラエルーパレスチナ問題を捉える時、それが考えられている様な宗教や民族の紛争ではないことを知 る。西洋の宿痾としてのイスラエルが見えて来た時、パレスチナで起きている抑圧の原因は、我々のそれと何ら変わりがないことを認識する。
「それは一見、「学者」たちのいろいろ異なる立場のあいだの議論のように見せかけているが、それはきびしい世論操作に対抗する装置で、問題そのも のに人々が関心をもつかどうかで、それは世界と日本を変えようとする仕掛けでもある」
ホロコーストとイスラエルを考える
シンポジウム
(ヤコヴ・ラブキン教授『トーラーの名において』刊行記念)
4月18日(日)午後1時半〜5時半
明治大学(駿河台キャンパス)リバティタワー 1階教室
東京都千代田区神田駿河台1−1
JR中央線「御茶ノ水」駅下車3分
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
入場無料
開催趣旨
日本ではイスラエルというと「アンネの日記」が広範な読者層を獲得していることもあってすぐにホロコーストを思い浮かべる。ヨーロッパの反ユダ ヤ主義の帰結としてのホロコーストの犠牲の上に成り立った国だというイメージである。他方で、犠牲者であったはずの国家の軍隊が2008年12月末、ガザ を攻撃し、1400人を超えるパレスチナ人が亡くなった。イスラエルは国際的非難にもかかわらず、その後も「自国の安全のため」だとして、その攻撃的姿勢 をまったく崩そうとはしていない。イスラエルは「対テロ戦争」を遂行するためには手段を選ばないのである。最近もハマース幹部がドバイで暗殺され、偽造旅 券を所持したモサド工作員が逮捕されたと報じられている。
いまやイスラエル・イメージは分裂し、場合によっては衝突さえしている。ヨーロッパで生まれた反ユダヤ主義とシオニズムがホロコーストという悲 劇を介してどのようにパレスチナという中東地域の問題になったのか。そして「ユダヤ人国家」イスラエルはこれからどこに向かうのか。今こそイスラエルとい う国を考えてみたい。そのため、このシンポジウムをさまざまな立場から自由かつ活発に議論できる開かれた場にしたい。
ヤコブ・ラブキン・モンレアル大学教授が、その著書『トーラーの名においてシオニズムに対するユダヤ教の抵抗の歴史』(菅野賢治訳)が平凡社か ら出版される(3月末、定価5670円[税込み])のを機に、再び来日する。教授はこれまでシオニズムを内在的に批判する発言を行ってきた。シンポジウム では著者とともにイスラエルという国が存在する理由をさまざまな角度から議論してみたい。
第1部 午後1時半〜午後3時半
●シンポジウム
芝健介(東京女子大学教授 ナチズム、ユダヤ人問題史)
山口里子(日本フェミニスト神学・宣教センター 共同ディレクター)
岡真理(京都大学教授 現代アラブ文学、パレスチナ問題)
徐京植(作家、東京経済大学教員 人権とマイノリティ)
司会 鵜飼哲(一橋大学教授 フランス文学、現代思想)
討論(参会者全員)
第2部 午後4時〜5時半
●講演 ヤコブ・ラブキン(モンレアル(モントリオール)大学教授)
「著者からのメッセージ」(英語/通訳あり)
質疑応答
●賛同者
荒井英子(恵泉女学園大学准教授)
荒井献(東京大学名誉教授)
市川裕(東京大学教授)
岡野内正(法政大学教授)
奥山眞知(常磐大学教授)
片岡幸彦(GN21代表)
勝俣誠(明治学院大学教授)
木村修三(神戸大学名誉教授)
栗田禎子(千葉大学教授)
黒木英充(東京外国語大学教授)
黒田安昌(ハワイ大学名誉教授)
児玉昇(龍谷大学名誉教授)
酒井啓子(東京外国語大学教授)
佐藤研(立教大学教授)
下村由一(千葉大学名誉教授)
菅瀬晶子(総合研究大学院大上級研究員)
高橋和夫(放送大学教授)
立山良司(防衛大学校教授)
田浪亜央江(「ミーダーン」運営委員)
田村愛理(東京国際大学教授)
長沼宗昭(日本大学教授)
南塚信吾(法政大学教授)
奈良本英祐(法政大学教授)
早尾貴紀(東京大学UTCP)
針生一郎(文学美術評論家)
阪東宏(明治大学名誉教授)
平山健太郎(「季刊アラブ」編集委員)
広河隆一(「Days Japan」編集長)
福田邦夫(明大軍縮平和研究所所長)
藤田進(東京外国語大学名誉教授)
前田慶穂(金沢大学名誉教授)
森詠(作家)
森まり子(東京大学特任准教授)
森元晶文(明大軍縮平和研究所研究員)
山形孝夫(宮城学院女子大学名誉教授)
湯浅正恵(広島市立大学教授)
若林千代(沖縄大学教員)
◆主催 『ホロコーストとイスラエルを考える』シンポジウム実行委員会
◆共催 明治大学軍縮平和研究所
◆協力 ケベック州政府在日事務所
平凡社
●実行委員代表 板垣雄三 臼杵陽 長沢栄治 長沢美沙子(コーディネーター)
◆問い合せ・連絡先 shalomsalaam2010@hotmail.co.jp
03-3296-2292(明大軍縮平和研究所)



